Wi-Fi設定に困ったら

日常

新居に引っ越した際に、Wi-Fiルーターの設定は必須ですよね?

しかし、何を設定したら良いのか?何が必要なのか?わからない方も多いのではないでしょうか?

契約したのもの、何を準備しておくのか、契約先から送られてくる資料の何が必要なのか、ある程度理解しておかないと、無駄な契約になりかねません。

そうならないために、必要なものなどをまとめていきます。

ただし、色々なお家の状態のパターンがあるので、パターン別にやるべきことをまとめていきます。

まず、既に矛盾が生じていますが、インターネットの設定を行うために、インターネットで設定方法や説明書を見る必要があります。紙の説明書は廃止される方向のため、webでの説明書で各種確認を行う必要があります。斯くいうこのページもインターネットに接続しないと確認できません。

準備・確認しておくもの

必要なもの:

・Wi-Fiルーター(無料レンタルできる場合もあります)

⇒オススメは、BRIDGEモードとROUTERモードを簡単に変更できるものです(機種によっては、ルーター内部に接続し、モード変更しなければならないものもあり、初心者ほど物理的に簡易に変更できるものが良いです)

・電源(ルーターを常時起動させるためのコンセント1つ)

・LANケーブル(ルーターに付属している場合もあります)

確認しておくこと:

・LANポート

・自分でのインターネット契約の有無

・モデムの有無

LANポートとは、この様なインターネットの通信を行うための穴を指します。後述のAタイプとCタイプはコンセントと同じように壁から専用のポートがある場合が多く、Bタイプは壁にはないことが多いです。

モデムとは、電柱などから引き込まれた線の状態から、家の中で使えるLANの形に変換するための箱のことです。

共通認識として、ルーターとは、家に1本外からインターネットの回線が届いているものを、家の中に広げる役割があります。そのため、家に届いたインターネットの大元にセットする必要があり、導線上にルーター機能は1つしか設置できません。

↑正常な状態

Aタイプ(マンション等の集合住宅で、集合住宅側で既にインターネット契約をしていて、入居時に特にインターネット契約を行わず、壁にLANポートが既にある場合:モデム必要なし)

追加で必要なもの:なし

自分でインターネット契約をしていないので、ルーターの機能は必要ありません。集合住宅の大元で既にルーターで分配された状態で各部屋に届いています。逆に、部屋でもルーター機能を使用すると、インターネットに繋がらなくなります。そのため、ルーター機能は無効化し、部屋に届いている回線を無線に変換したり、複数つなげるために分配するためにルーター(Wi-Fi親機としての機能)を使用します。

↑間違いの状態(ルーター①が自分で触れない共用部にあるなどの場合もあります)

↑正常な状態

・壁のLANポートからWi-FiルーターにLANケーブルで接続し、電源を入れます。

・Wi-Fiルーターの設定をBRIDGEモードに変更します。

・Wi-FiルーターのSSIDをスマートフォンやパソコンで選択し、パスワードを入力します。

⇛接続確認

Bタイプ(入居時にはLANポートが無く、自身でインターネット契約を行い、工事をした場合)

追加で必要なもの:プロバイダーから契約から後日送付されてくる開通連絡のIDとパスワード、モデム

自分で契約し、工事を行っているため、壁から細い線が出ていて、その線がモデムと呼ばれる変換する箱に入っている状態かと思います。モデムで電源を1つ使用し、ルーターでも電源を使用するため、同じ位置で電源を2つ使用します。また、Wi-Fiルーターにプロバイダー情報を記憶させ、そのルーターに接続するときは、自動的に契約先に接続できる状態を構築する必要があります。

・モデムとWi-FiルーターをLANケーブルで接続し、モデムとルーターの電源を入れます。

・Wi-Fiルーターの設定をROUTERモードかつ、MANUALモード(AUTOモードから変更する)に変更します。

・Wi-FiルーターのSSIDをスマートフォンやパソコンで選択し、パスワードを入力します。

・接続状態だが、インターネット接続がありませんとの表記になります。

・各種メーカーの設定方法に従い、ルーターに接続します。

(インターネット設定で、DNSと書かれている数字をアドレスに直接打ち込むと、ルーターのプロバイダー設定画面に移行できます)

・PPPoEまたはIPoEのIDとパスワードをルーターに入力し記憶させます。

・Wi-FiルーターのSSIDをスマートフォンやパソコンで選択し、パスワードを入力します。

⇛接続確認

Cタイプ(既にLANポートはあるが、一戸建てや分譲マンションなどで、情報分電盤から各部屋に分配している場合)

追加で必要なもの:プロバイダーから契約から後日送付されてくる開通連絡のIDとパスワード、有線ルーター(既に情報分電盤についていることもあります)、モデム

自分で契約しますが、初めから外部からの線を引き込むためのチューブを使用するため、工事を行っても壁に穴をあけたりする必要はありません。または、すでに線が引き込まれており、契約後にモデムの設定工事だけ行います。

・モデムと有線ルーターをLANケーブルで接続し、モデムと有線ルーターの電源を入れます。

・有線ルーターの設定をROUTERモードかつ、MANUALモード(AUTOモードから変更する)に変更します。

・有線ルーターをLANケーブルでパソコン接続します。

・各種メーカーの設定方法に従い、ルーターに接続します。

(インターネット設定で、DNSと書かれている数字をアドレスに直接打ち込むと、ルーターのプロバイダー設定画面に移行できます)

・PPPoEまたはIPoEのIDとパスワードをルーターに入力し記憶させます。

・有線ルーターとそれぞれの部屋に伸びている有線LAN HUBにLANケーブルで接続します。

・壁のLANポートとWi-FiルーターをLANケーブルで接続し、電源を入れます。

・Wi-Fiルーターの設定をBRIDGEモードに変更します。

・Wi-FiルーターのSSIDをスマートフォンやパソコンで選択し、パスワードを入力します。

⇛接続確認

注意

BとCはモデムを必要としますが、モデム自身がルーター機能を有している場合があるので、説明書や契約時または工事の時に、モデム自身にルーター機能があるかどうかよく確認してください。

前述したように、ルーター機能をLAN配線上でダブらせると、正常に機能しません。

終わりに

自分のお家の状態に合わせて、設定を行う必要があるので、初めての設定では特に苦戦すると思います。しかし、業者にお願いするとそれなりにお金がかかってしまいます。どのような設定が必要か、今の状態はどのような状態なのかを理解できると解決できることも多いので、この記事を参考にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ディン

理系出身、ガジェットとテニス好きのディンです。工学系の内容だったり、自身が体験した内容を綴ります。日々の何気ない気付きや雑学を大切にしています。

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