近年の健康志向ブームにより注目されてきた「オートミール」ですが、様々な種類、様々なレシピが世に出回っています。私の主観も混ざっていますが、コロナウイルスが蔓延していた2020年ごろあたりから特にスポットライトを浴びたのではないかと思います。
おうち時間が増えた中で、筋トレやダイエット、健康志向が高まりを見せる中で、YouTuberやインフルエンサーの方々が様々なレシピを公開し、その人気に火をつけたのではないかと思います。
もれなく私もその一人でして、ダイエット目的でオートミールを箱買いして今でも結構重宝しています。なんだかんだ毎日食べるのは苦になるかもしれまんが、食べ過ぎたと思った次の日や飲み会がある日など事前にカロリーオーバーが予想される日は置き換えしています。
そんなオートミール生活を送っている人は、結構多いのではないでしょうか。そして、このおじさんを見て誰？と思った人も結構多いのではないでしょうか。
大手メーカーのクエーカーオーツのオートミールです。青い帽子をかぶったおじさんが何とも言えない笑みでこちらを見ている構図ですね。
気にも留めず購入していましたが、いざ気になるととことん気になってしまったので、調べてみました。
クエーカーおじさんとは？
ご案内のとおり、このおじさんは、アメリカの食品会社クエーカーオーツカンパニー（Quaker Oats Company）のシンボルキャラクターです。
クエーカーオーツの歴史は19世紀にさかのぼります。会社は1901年に4つのオートミール会社が合併して正式に設立されましたが、その起源は1877年に設立されたクエーカーミル社にまで遡ります。この会社は、朝食用シリアルの商標を初めて登録し、誠実さ、誠実さ、純粋さを象徴する意味で現在の有名な「クエーカーおじさん」のロゴを含んでいました。
また、驚くべきことに名前がありました。「ラリー」さんです。この商標は1877年に「クエーカー教徒の服装をした男性の姿」として米国特許庁に登録されました。
ちなみにですが、クエーカーオーツは、1886年には、製品に初めてレシピを掲載し、オートミールブレッドのレシピを紹介しました。今のオートミールレシピ配信のパイオニアですね。
さらに1997年には、オートミールのコレステロール低下効果が認められ、特定の食品に対するFDA（アメリカ食品医薬品局）の最初の健康認証を取得しました。
古くからオートミールに目をつけていた素晴らしい会社ですね。
クエーカーおじさんの歴史
クエーカーおじさんが初めて登場したのは1827年です。
その後、デザインは時代とともに何度か変更されてきました。1800年～1920年ごろまでの初期デザインは白黒で全身姿が描かれていました。時代もあってか厳格な印象を受けるデザインでしたが、現在のクエーカーおじさんはカラーリングも施されて親しみやすい姿になっています。
ちなみに1922年には現代のデザインになりました。といっても既に100年以上前にはあのお姿になられていたんですね。
クエーカー教徒との関係
上記にも記載しましたが、クエーカーおじさんは「クエーカー教徒」をイメージしたキャラクターです。実在する人ではありません。このクエーカー教（正式には宗教友会）というのは、17世紀にイングランドで設立されたキリスト教の一派で、シンプルさ、誠実さ、公正さを重視している団体とのことです。
なお、これだけクエーカー推しのクエーカーオーツ社ですが、クエーカー教とは無関係です。ですが、クエーカー教徒が良質で誠実な価値の象徴になるとしてクエーカーおじさんが誕生したことを見ると創業者はだいぶクエーカー教に良い印象を持っていたと考えられます。
クエーカーおじさんが象徴するもの
公式HPによりますと、『クエーカーおじさんは、クエーカーオーツ製品の品質と信頼性を象徴しています。彼の微笑みとシンプルなデザインは、製品が自然であり、信頼できるものであることを消費者に伝えています。このブランドイメージは、消費者に安心感を与え、長年にわたって愛されてきました。』というニュアンスの記載がされていました。
確かにおじさんのほほ笑みを見ると底知れぬ安心感のようなものを感じます。さすが100年もほほ笑み続ければ信頼もおけますね。
まとめ
クエーカーおじさんの歴史や象徴するものについて詳しく見てきました。あのおじさんは単なるキャラクターではなく、もはやクエーカーオーツ製品の品質と信頼性を象徴する存在であることがわかりました。彼の微笑みは、これからも多くの家庭で親しまれ続けることでしょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。さらに詳しく知りたい方は、クエーカーオーツの公式サイト等ご覧ください。
