実は体に悪い!?夏の定番「麦茶」について調べてみた

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夏の飲み物と言われて思い浮かべるものは何でしょうか。
ビールと答える人も多いとは思いますが、やはりここは麦茶ではないでしょうか。
夏の時期になると黙っていてもおばあちゃんがやかんで大量生産をする麦茶。
真夏の部活の時にマネージャーが大量生産をする麦茶。
母親によって冷蔵庫に途切れることなく無限生産され続ける麦茶。
もはや多くの国民が夏になると生産体制に突入する国民的飲料と言っても過言ではないと思います。
今回はそんな「麦茶」について調べてみました。

そもそも麦茶って何?効能は?

さてここでそもそも「麦茶」ってどんなお茶なのかを見てみましょう。

麦茶(むぎちゃ)は、付きのまま焙煎した大麦種子を、湯で煮出して煎じたり、で浸出して作った飲料である。麦湯(むぎゆ)ともいう。

麦茶 – Wikipedia 最終更新 2024年2月12日 (月) 02:56

読んで字のごとく、麦茶は大麦を原料としたお茶であり、焙煎した大麦を使用します。焙煎することであの麦茶らしい香ばしい風味が生まれるんですね。
特徴としては、ほのかな甘みと香ばしさが特徴で、苦味や渋みがほとんどないと言われています。

確かに「THEお茶」である緑茶と比べても苦みがなく子供でも飲みやすいですよね。

実はこの麦茶ですが、日本だけでの飲み物かと思いきや、近隣の国でも親しまれています。

以下、簡単にまとめてみました。

韓国

  • 名称: 보리차(ボリチャ)
  • 製法: 韓国では大麦を焙煎し、それを水で煮出して作ります。特に冬場には温かいボリチャが好まれ、夏には冷やして飲まれます。
  • 飲み方: 食事中や食後に飲まれることが多く、韓国では水の代わりとして一般的に提供されます。無カフェインであるため、子供にも広く飲まれています。

中国

  • 名称: 大麦茶(Dà mài chá)
  • 製法: 中国でも大麦を焙煎してから煮出す方法が一般的です。中国では、麦茶に加えて他の穀物やハーブをブレンドすることもあります。
  • 飲み方: 中国では、特に夏の暑い季節に冷たい麦茶を飲むことが多いです。健康に良いとされるため、家庭や飲食店で広く提供されています。

台湾

  • 名称: 麦茶(Mài chá)
  • 製法: 台湾では、日本と同様に焙煎した大麦を使用し、煮出して作ります。台湾独自のフレーバーや他のハーブと混ぜることもあります。
  • 飲み方: 台湾では、特に夏場に冷やした麦茶を飲むことが多く、街中のドリンクスタンドでも手軽に購入できます。

東南アジア

  • 製法と飲み方: 東南アジアのいくつかの国でも、麦茶が親しまれています。日本や韓国から輸入された麦茶パックを使用することが多く、焙煎した大麦を水で煮出す方法が一般的です。現地のフレーバーや甘味を加えることもあります。

日本だけではなく、多くの国で愛されている飲み物だということがわかりました。
それではなぜここまで多くの人々に愛されているのか、改めて麦茶の効能について調べてみました。

1. 水分補給

  • 麦茶はカフェインを含まないため、脱水のリスクが少なく、水分補給に適しています。特に夏の暑い時期には、冷やした麦茶が効果的です。

2. 消化促進

  • 麦茶には消化を助ける作用があります。胃の働きを整え、消化をスムーズにする効果があります。

3. 抗酸化作用

  • 麦茶には抗酸化物質が含まれており、体内の活性酸素を減少させる働きがあります。これにより、老化防止や病気予防に効果があります。

4. リラックス効果

  • 麦茶の香ばしい香りにはリラックス効果があり、ストレスを軽減するのに役立ちます。

5. 血液循環の改善

  • 麦茶には血液の流れを良くする効果があり、血行を促進します。これにより、冷え性の改善や疲労回復に効果があります。

6. ダイエット効果

  • 麦茶はカロリーがほとんどないため、ダイエット中の飲み物として適しています。また、代謝を促進する効果もあります。

麦茶はゼロカロリーでノンカフェインでミネラル豊富で水分補給にも最適なスーパードリンクであることがわかりました。

実は麦茶って体に悪い!?

さて、上で見てきたように多くの効能が期待できる麦茶ですが、タイトルにもあるように検索をかけると「麦茶 体に悪い」という検索ワードも出てきます。
ここまで国民に浸透している麦茶が実は身体に悪い!?と思いますよね。

このような話題が出る原因を調べてみました。

冷え性

  • 理由: 冷たい麦茶を大量に飲むことで、体を冷やしすぎてしまう可能性があります。特に冷え性の人にとっては、体温の低下を引き起こし、健康に悪影響を及ぼすことがあります。

ミネラルバランスの崩れ

  • 理由: 極端に大量の麦茶を摂取することで、体内のミネラルバランスが崩れる可能性があります。特に、カリウムが多く含まれる食品と一緒に摂取する場合には注意が必要です。

鉄の吸収抑制

  • 理由: 大麦に含まれるフェチン酸は鉄の吸収を抑制する作用があり、大量に摂取すると鉄欠乏性貧血を引き起こす可能性があります。

麦茶におけるアクリルアミドの発生

  • 理由: アクリルアミドは、アスパラギン(アミノ酸)と還元糖が高温で反応する際に生成されます。大麦を焙煎する過程で、この反応が起こることがあります。アクリルアミドは動物実験で発がん性が確認されており、人間に対しても潜在的な発がんリスクがあるとされています。

といった理由が挙げられます。文面だけ読んでしまうとちょっと怖くなってしまいますよね。
特に発がん性物質のお話が出てくるとなおさらです。
しかし、通常の飲料として飲む分であればこれらのリスクは低いと考えられます。

アクリルアミドに関しても、高温調理をする料理に含まれています。つまり、揚げ物等に多く含まれており、含有量で言ってしまえばポテトフライの方が圧倒的に多いです。麦茶も焙煎する過程でこのアクリルアミドが発生するみたいです。もっと言ってしまえば野菜炒めでもアクリルアミドは発生するようで、現代の日常生活では切っても切り離せない物質なのかもしれません。

農林水産省のHPによれば、アクリルアミドのヒトおける発がん性について、食品からのアクリルアミドの摂取量と発がん性との関連は認められていないとのことです。

以上のことから必ずしも体に悪いとは言い切れないと思います。
何事も適量に摂取することがベストと言えるのではないでしょうか。

麦茶っていつから夏の風物詩なの!?

ここまで麦茶についてみてきましたが、「夏といえば麦茶!」はいつ頃からなのか問題について切り込んでいきたいと思います。

日本の麦茶の起源を辿ると紀元前まで遡ると言われています。食用として活用されていた大麦ですが、「麦茶」として飲まれるようになったのは、平安時代と言われており、貴族や僧侶の間で大麦の煮出し汁が飲まれていた記録があります。

そこから時代は進み、江戸時代になると現代のような焙煎した大麦を使った麦茶が庶民の間に広がり始めました。そこから工業化も進んでさらに麦茶が多くの人々に認識されるようになってきたのは明治時代です。この頃から夏の定番になりつつあったようです。

最終的に夏の定番として確固たる地位を確立したのは、昭和の戦後のようです。

高度経済成長時に三種の神器と呼ばれる冷蔵庫の普及麦茶のティーバックの普及が進んだことにより手軽に作れる冷たい飲み物として全国的に定着していきました。

現代のような形で飲まれるようになったのは最近のことです。
辿ってみると遠い昔から続いている伝統的な飲み物なんですね。麦茶に思いを馳せる日が来るとは思いませんでした。

美味しい麦茶と言えば・・・?

麦茶も調べてみるといろいろ種類があります。
しかし、麦茶に対しての凄まじい熱量を持っている企業は、、、

そうみなさんご存じ「伊藤園」しかないと思います。

「伊藤園」の麦茶は麦の品質、焙煎方法にこだわり、昔ながらのやかんで煮出した品質を目指しています。この品質にこだわるからこそ、甘く香ばしい麦茶ができるのです。

さらに、『たまひよ赤ちゃんグッズ大賞2024』麦茶部門で第1位受賞しており、小さいお子様のいる家庭でも家族みんなで飲める品質を提供しています。

そんな伊藤園の麦茶はこちらです。

賞味期限も半年から1年程度と長く、常備しておくのもよいかもしれません。
夏の定番でもありますが、冬に温めて飲むのもおすすめです。

まとめ

麦茶は古くから日本人に愛されてきた飲み物です。水分補給に優れた飲み物と言えるでしょう。

ただし、飲みすぎには注意!適切な量を飲んで、この暑い夏を乗り来ましょう!

麦茶が気になって調べてみたら、麦茶の歴史とその効能を知ることができました。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

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