太陽光発電と蓄電池と投資

ライフハック

太陽光発電は、契約から10年間発電した電気を売却することができます。

その金額は誰が負担しているのでしょうか。

なんと!一般家庭なのです!

”再エネ賦課金”という枠で、各家庭より徴収され、太陽光発電している人に渡されているのです。

再エネ賦課金 = 再生可能エネルギー発電促進賦課金

ただし、毎年売電価格は減少しており、2024年は16円/kWhとなっています。契約した売電価格を10年間引き継ぐため、早いタイミングで契約したほうが有利です。

もちろん工事が必要なので、工事代と本体代が初期費用としてかかります。30万円の導入費用とすると、年間3000kWh発電した場合、3000×16=48000円/年となるので、300000/48000=6.25年以上トラブルなく使用できれば、元が取れる計算となります。ただし、買電を無視した理論値ですので、買電との差額を重視される方は、別の計算で比較すると良いと思います。

平均電気料金(基本料金を除く)は、約27円/kWh(東京電力より)なので、発電した電気は自分で使ったほうが得な状態です。売電価格が電気料金より高いときは、売ったほうが得でしたが、2019年くらいから逆転しています。

また、売電制度が始まってから10年経つと、契約が切れてしまい、半額以下でしか売電できなくなります。売電価格が下がる前に契約された方の契約が切れ、電気の行き先をどうするのか決めなければならない問題が多く発生します。そこで、蓄電池を今後どうするのかという課題がでてきます。

蓄電池は、自分で発電した電気を一定容量まで貯めておくことができ、任意にそこから使用できる装置です。2024年現在で、蓄電容量にもよりますが、200万円程度が相場です。

年間6000kWh使う家庭の場合、27×6000=162000円/年の電気代を、3000kWh の発電全て使用するとすると、81000円/年分節約できることとなります。そのため、2000000/81000≒24.7年となり、25年蓄電池をトラブルなく使用し続けられれば、収支が有利となります。太陽光発電より、蓄電池の方が高価であるため、以下に長く使い続けられるかが大切です。

30年先の先行投資と災害時の保険を合わせたようなものなので、よく考えて導入する必要があります。

そのため、導入するなら早いほうが良いですが、技術の進歩で導入コストが下がる可能性との天秤をよく確認する必要があります。

2024年の私は、太陽光発電導入は賛成派、蓄電池導入は様子見派です。導入コストにビビってます。

人生で何を大切にされるかで、投資先は変わると思いますので、よく考えて導入を検討されてはいかがでしょうか。

ディン

理系出身、ガジェットとテニス好きのディンです。工学系の内容だったり、自身が体験した内容を綴ります。日々の何気ない気付きや雑学を大切にしています。

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